孤独の読書

考える。生き残るために

世界を動かす巨人たち(経済人編)池上彰 レビュー

お久しぶりに、やっと新着記事。池上先生の文章は本当に子供でも読める書き方なので、非常に読みやすいのです。

 

本書は初版が2016年なのですが、元になった文章が2015と、さらに前なので、このご時世としてはやや古い本に入るかもしれません。

なんたって、本書の中でやっとトランプ政権が誕生しているくらいですから。

ってことで、世界に影響力のある、富豪等11人の人生のあらすじ本、という性格という認識であれば、かなり読みやすいです。

以下、登場人物と個人的レビュー

・ジャック・マー

アリババ創設者。英会話の上達のために、ビジネスホテル前で待機し、外国人観光客相手に現地案内サービスをした。その行動力というか、度胸たるや。ちなみにマーは本名(馬)だが、ジャックは通名。知人の女に適当に名付けてもらった。

 

ジェフ・ベゾス

アマゾン創設者。3才のころから発明家。本名ジェフェリー。アマゾン。アマゾンは本屋ではない。アマゾンは生活を向上させる。そのために例えばたてがみを売る。ビジネスはスピードとタイミングが大切。ずる賢いのも作戦。10冊からしか注文できないサイトで。1冊目当ての本をカートに入れ、残り9冊を欠品中の商品にする。すると、会社からは1冊の本と、詫び状が来るというわけだ。

マーク・ザッカーバーグ

フェイスブック創始者。長者番付世界最年少。フェイスブックのもとは、学生寮でビールを飲みつつ、8時間で作った。しかし大学内サーバには4時間しかアップできなかった。アメリカのすごいのは、それが学生のハッキングなんだったら、じゃあ学内でもできんじゃん、ということ。

・・・とまあそんな感じで、他にも色々と時代の寵児が書かれています。

人物から入って学ぶ、というのは、とてもアリですね。